京都市近郊に位置する長岡京市。そちらに鎮座する乙訓寺(おとくにでら)へ行ってきました。
こちらは「ぼたん寺」の異名で知られるほど牡丹で名うてのお寺。
盛りの時期には大勢の参拝客が詰め寄せます。
この記事では乙訓寺の御朱印や御朱印帳、お守りや見どころ、参拝時間や駐車場などのレポをお届けします。
京都 乙訓寺の見どころ
弘法大師の諡号をもつ僧侶・空海。
彼が別当として任じられたのが、ここ乙訓寺です。
このお寺が牡丹で有名になったのは、同じく牡丹で名高い長谷寺に由来します。
その昔、乙訓寺は松並木の美しいお寺でした。
しかし昭和9年に発生した室戸台風により、境内の木々は甚大な被害を受けます。
これに心を痛めた長谷寺の住職が牡丹を寄進。
乙訓寺の歴代住職たちはそれらを大切に育て、今では境内に2000株もの牡丹が見られるほどになりました。
手を合わせて一礼し、境内に入ります。
乙訓寺の公式サイトには入山料が必要だと記載されていますが、それは牡丹の時期のみ。
普段は無料で自由に散策できます。
京都 乙訓寺の見どころは前述の通り牡丹。
参道をはじめ、境内の至るところに牡丹が植えられており、ハイシーズンの頃は大変華やかな光景が広がります。
また、境内にある日限地蔵尊というお地蔵様を目当てに訪れる方も。
このお地蔵様は、その名の通り日を限って参拝すると願い事を叶えてくださるのだそうです。
お堂前の大きなわらじが目を引きますね。
他に注目したいのは京都府でも屈指の大きさを誇るモチノキ。
樹齢は400年〜500年。大変長生きです。
立派な枝ぶりは思わず手を合わせたくなるほど。
冬場でも緑の葉を茂らせています。
ちなみに、手水舎はどうやらないもよう。
それらしきものの跡は見つかったのですが、これは手水として使えませんね……。
どうしても気になる方は、ご自宅などで手や口を清めてから参拝するといいかもしれません。
さあ、参拝しましょう。
京都 乙訓寺の御朱印、御朱印帳
京都 乙訓寺の御朱印はこちらです。
初穂料:300円
どちらも墨書きで、種類はふたつ。
右が通常授与されているもので、左は洛西観音霊場(乙訓寺は第6番)にちなんだもののようです。
この他、御朱印帳も取り扱ってらっしゃる様子。
初穂料:800円
特に説明がないため、オリジナルではなく汎用タイプの御朱印帳でしょうか。
柄などは見えませんでした。
京都 乙訓寺の御守り
御守りも複数確認できました。
種類は比較的少なく、値段も控えめ。
中には100円の御守りもありました。
リーズナブルでお求めやすいですね。
京都 乙訓寺の参拝時間と駐車場
8:00〜17:00
休みはありません。
乙訓寺の駐車場は専用のものがあり、料金は通常無料、ハイシーズン時は500円です。
なお、牡丹の開花時期のみ、阪急長岡天神駅からほど近い「長岡京市文化会館前」より直通のシャトルバスが出ています。
ただ、開花時期であるゴールデンウィーク頃は参拝客が多く駐車場も埋まりがち。
ですのでその期間に訪問する場合は、車とシャトルバスのどちらでアクセスすれば良いか考えておくと良いでしょう。
ようお参りでした。
乙訓寺の近くで頂ける御朱印はこちらから探しましょう。